本格焼酎 百合(ゆり)

 塩田酒造  は鹿児島県本土西側 40kmに浮かぶ
甑列島の北端部に位置した里村にあります。


創業は江戸時代(天保)時代 現在は6代目です。

現在主流の甘ったるいだけの焼酎とは違い、口当たりの軽快さを持ちながらも、
しっかりと原料の個性・特徴を残し「これぞ芋焼酎」というものを
醸し出すために原酒状態での過度な濾過などはせず製々熟成中に
タンクの表面に浮く油成分だけをネルの布により出荷するまで毎日すくいとり、
焼酎との対話によって出荷時期を決めた製品です。

「百合」という名の由来は、
甑島特産の「鹿の子百合」と百合(ひゃくごう)つまり一斗樽一本を
単位として製造していたことを重ね合わせたものです。

原料芋品種 白薩摩 黒麹 常圧蒸留

塩田 妙   (大正5年生まれ)

塩田酒造「焼酎原料」さつま芋の入荷状況
日射も柔らしくなり、秋の訪れを感じさせる甑、
里村一帯は、さつま芋の収穫期、
これからが芋を掘り一輪車、リヤカー、耕運機、
軽トラック等で運び計量する様子を伺える。
過疎高齢化で生産量は減少しつつある。
創業以来時を経た現在でも、
当時と同じ環境で作られている焼酎百合、
芋が入り忙しく工場も活気づく。
日常生活で気軽に楽しく飲む焼酎、
これからもますます愛用される
焼酎百合になるものと思われます。